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かぞく

公開日::教務課

 

今年は、オランダ,フランス,ドイツと、欧州の大国で大きな選挙が続くそうです。

いずれの国でも、排他的な極右政党やその候補が、かなりの支持を集めているとのこと。

 

台頭する極右政党は、いずれも特定の宗教とそれを信仰する人々全てを排斥しようという主張です。

ニコニコしながら、「●●人はクズだ、追い出せ」と主張する政治家を見ていると、めまいがしてきます。

 

しかし、右傾化はもはや止まりそうにありません。

選挙の結果を受けて、イギリスに続きEUを離れる国が出てくるでしょうし、大国が抜ければEU自体の存続も危ぶまれます。

 

 

奥田亜希子さん、「ファミリー・レス」という小説を読んでいます。

家族とも他人とも言えない微妙な関係性や心情が描かれていて、大変面白い作品です。

 

例えば、事故で亡くなった双子の妹夫妻の子どもと暮らす、双子の姉、

離婚により二ヶ月に一度しか会えない中学生の娘と、その父親、

痴呆によって顔も名前も覚えられない曾祖母と、ひ孫 というような、

一緒に暮らしているから家族、離れているから他人とは言い切れなくて、でも、かぞくってイイなと再確認できるような6つの短編集です。

 

 

私も、排他的な人間であるとは思います。

何の利害もなく、誰にでも分け隔てなく親切に、ガンディーのようにはなれません。

 

しかし、どこからが「他」、つまり、どこまでが「自」なのかも、重要ではありませんか。

私にとっては、やはり、家族・両親・近しい親戚が「自」の輪に入りますが、その輪郭はぼやっとしているかもしれません。

輪の内側の人は無償で慈しみますが、結局、自も他もあいまいで、自分以外は全て他なのかもしれません。

 

そうなると、初めの極右政党やアメリカ大統領の主張はどうでしょう。

信仰や人種の違う者を「他」として排除し終えたその後は、何か差異を見つけ出してはまた排除を進めるのでしょうか。

結果、自分が排除されないことを第一に考える不自由で、前時代的な社会になるのではないかと。

 

家族,他人という定義が一つではないと気づかされる「ファミリー・レス」を読んでいて、また、多様性を受け入れる時代の終わりを悲しく思う今日この頃です。

 

家庭教師のコーソー 教務課 イシイ

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